こんにちは、カミノです。
税理士が独立開業した場合、新規顧客を1から獲得することになります。
そこで必要になるのがホームページによる集客です。
しかし、ホームページを作ればすぐ集客に繋がるわけではなく、中には全く反響がないホームページも存在します。
独立したての税理士にとって、ホームページの製作費用は決して安い買い物ではありませんので、反響がないというのはなんとしても避けたい事態です。
そこでおすすめしたいのが、「特化型ホームページ」です。
ということで今回のブログでは、独立税理士こそ特化型ホームページを作るべき理由について解説していきたいと思います。
目次
特化型ホームページを作るべき3つの理由
早速、総合型のホームページではなく特化型ホームページを作るべき理由についてお話していきます。
間違いなく集客率が上がる
特化型ホームページにすることで、間違いなく集客率が上がります。
税理士資格さえあれば安泰というのは過去の話で、現在では、税理士の数も増え事務所同士のサービス競争は年々激化しています。
飲食店を例にみると、昔ながらの洋食屋は大手ファミレスなどとの価格競争によってどんどん数を減らし、逆に商品やコンセプトを絞った特化型の専門店は価格に依存しない集客を実現しています。
これは、税理士にとっても同様であり、特化型のホームページにすることで他事務所との差別化となり、結果的に集客率の上昇に繋がります。
時間や労力の削減になる
特化型ホームページにするということは、顧客の属性もホームページに合わせて絞られることになります。
つまり、必然的に業務の幅も限定されていきますので、総合的に様々な業務をこなす場合と比べて時間や労力の削減になります。
というように、削減した分の時間や労力でさらに特化部分の強化を行うこともできます。
実績が増えれば鬼に金棒
特化型ホームページによって、実際に顧客数やサービスの実施数が増えていけば、自分の経験値が上がるだけでなく「実績」としてさらに集客に繋げることができます。
図のように、実績が増えるほど専門家としての地位が高まり、集客効果もさらに増えるという好循環が生まれていきます。
独立したてである分、特化するための縛りも少なくて済むので、いち早く専門家としてのポジションを確立することが可能になります。
特化してもそれ以外が0になるわけではない
というように、特化型のホームページにすることで様々な効果を得ることができます。
しかし、分かってはいても思い切って特化するのは難しく、実際に検索してみると多くの事務所がいわゆる総合型のホームページを選択しています。
ホームページの方向性はポンポンと変えることができないので、恐らくこのような不安が足枷になっているのだと思います。
一見すると「特化する=それ以外を捨てる」というようにイメージしがちですが、実際はそこまで極端な結果にはなりません。
私の勤務先も、完全に”創業顧問”に振り切ったホームページの仕様になっていますが、お問い合わせ頂くうちの4割弱は”税理士変更”のお客様です。
もちろん影響はあるものの、差別化することで確実に印象に残りやすくなるので、特化分野以外であっても結果的に集客することは可能になります。
特化の種類
それでは、具体的な特化の種類についてご紹介していきます。
業務に特化
1つ目が、実施する業務に特化するということです。
具体的には以下のようになります。
- 税務顧問専門
- 会社設立専門
- 相続専門
- 税務調査専門
- セカンドオピニオン専門
- 補助金申請専門
など、税理士業界ではかなり一般的な特化の方法であり、専門家としてのポジションの確立がしやすくなります。
業種に特化
2つ目が、対応する業種に特化するということです。
具体的には以下のようになります。
- 美容院専門
- 飲食店専門
- 不動産専門
- IT専門
- 医療法人専門
- 輸出入業専門
- ネットショップ専門
など、対応業種に特化することでその業界での集客率は断トツで高くなります。
また、経験と実績が増すことで、コンサルなどへサービスの幅を広げることも可能になります。
事業規模に特化
3つ目が、顧客の事業規模に特化するということです。
少し分かりにくいですが、具体的には以下のようになります。
- 創業専門
- フリーランス専門
- 零細・中小企業専門
- 経理人員ありの企業専門
など、先ほどの2つに比べると特化力はやや弱いですが、顧客の規模がある程度一定になることでサービスのパッケージ化が可能になります。
地域に特化
4つ目が、対応する地域に特化するということです。
税理士事務所であれば、事務所の所在地を中心に商圏がどうしても制限されていきます。
そのため、多くの税理士事務所はその制限のギリギリまで対応地域を増やす傾向にあり、絞る事務所はほとんどありません。
つまり、自ら地域を限定してしまえばそれだけで差別化することができます。
他の特化に比べて手軽にできるのでおすすめです。
さらに効果を高めるための2つのポイント
実際に特化する分野や方向性が決まったら、できるだけ集客率を高めることが必要になります。
続いては、集客効果をさらに高めるためのポイントをご紹介します。
特化するに至った背景で説得力を高める
集客効果を高めるために、プロフィールページなどを使って特化に至った背景を表記していきます。
というように、ただ特化型でアピールするよりも、具体的なエピソードを絡めて”思い”をプラスすることで説得力を高めることができます。
ありきたりなそれっぽい文言ではなく、下手でも自分の言葉で表現することが大切になります。
コンテンツ作成で専門性を高める
ホームページを作った後にポイントとなるのがコンテンツの作成です。
具体的には、特化分野に沿う形でブログなどを更新していきます。
専門的なコンテンツの数が多ければ、ホームページを見た人に対して専門性をアピールすることができます。
また、SEO対策などの面でもこのコンテンツ作成は重要になってきます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
独立したては資金力に劣る反面、事務所の方向性など自由に意思決定することができます。
スタートダッシュを切る上でも、どの領域に特化するかというのは非常に重要になってきますので、独立の検討段階からしっかりと考えるように心がけましょう。
終わり。