こんにちは、カミノです。
会社に限らず個人事業主でも、集客のためにホームページを作ったという人は多いと思います。
ただ、当然ですがホームページを作ったからといって、全員がしっかり集客できているなんてことはありません。
中には、毎月数万円の費用を支払っているのにも関わらず、一切反響がないというホームページも存在します。
有名企業やファッションブランドなどであれば、ホームページのデザイン性もブランディングの1つとして有効になります。
しかし、我々のような税理士事務所や個人事業主などの小規模ビジネスでは、いくらお洒落なデザインにしても中身の文章がしっかりしてなければ集客には繋がりません。
今回のブログでは、ホームページ集客における文章の重要性について詳しく解説していきたいと思います。
目次
ホームページ集客は文章が大切な3つの理由
初めに、ホームページ集客において、デザインよりも文章が大切な理由をお話していきます。
お客の悩みを解決できるのは文章
まず、ホームページを訪れる人の心理を読み解いて考えてみます。
例えば、我々のような税理士事務所のホームページを訪れる人の場合、以下のような悩みを抱えていることが考えられます。
- 独立について相談がしたい
- 確定申告のことがよく分からない
- 会社を設立したらどんな税金がかかるの?
- 相続って税理士に頼むといくらになるの?
- 今まで一切申告してなかったら税務調査の連絡が来てしまった
というように、ひとえに「税理士を探している」といっても人によって抱える悩みは様々です。
ホームページを見て実際に問い合わせまで繋げるためには、この悩みの解決策を提示することが必要になります。
というように、見た人の悩みを解決するためには、ホームページのデザイン性ではなく適切な文章というのが重要になります。
本当に仕事を依頼したい人は文章まで読み込む
例えばネットでなにか買い物をする時、値段が高いものや重要なものであればあるほど、買った後に後悔しないようにたくさん情報収集をすると思います。
これはホームページ集客においても同様です。
実際に問い合わせや依頼まで至る前には、競合他社の複数のホームページ、そしてホームページ内の情報にできるだけ目を通します。
デザイン性によって第一印象はよかったとしても、肝心の文章が適当では当然ですがこの競争段階で脱落することになります。
文章によって人柄が伝わる
上手い下手に関わらず、文章には書いた人の個性がでます。
特に自分の事業についての文章となれば、仕事に対する思いや情熱、そこに至るまでの人生観なども読んだ人に伝えることができます。
多少下手でも文章によって自分をさらけ出すことで、読んだ人に共感や親近感を与えることができ、結果的に集客まで繋がりやすくなります。
実際、たくさんお金をかけたお洒落なホームページより、自分で作った不格好なホームページのほうが集客できているというのはよくあります。
集客に繋がる文章のポイント
続いて、実際に集客に繋がる文章にするためのポイントをいくつかご紹介します。
できるだけ短く分かりやすく
最も大切なポイントが、できるだけ短く分かりやすくということです。
先ほど、本当に依頼したい人は文章まで読み込むとお話しましたが、ダラダラと分かりにくい文章では読んでいる途中で離脱されてしまいます。
印象に残る文章にするためには、できるだけ無駄を省いて短く、できるだけ専門用語は避けて分かりやすくというのを意識しましょう。
「みんな」にではなく「1人」に向けて書く
文章は「みんな」に向けて書くのではなく、特定の「1人」に向けて書くようにしましょう。
これはホームページ集客をするうえで、多くの人が間違えてしまうポイントとなります。
図のように、対象となる相手を絞れば絞るほど刺さる文章を作ることができます。
特に、個人事業主などの場合、広告費に割ける予算は限られてきますので、適切なターゲットの選定というのが重要になります。
自分の言葉で書く
それっぽい文章を適当に作ったとしても、読んだ人には魂胆が見透かされてしまいます。
大変な作業にはなりますが、必ず自分の言葉で文章を完成させるようにしましょう。
上記で話したように、自分で考えて作った文章だからこそ人柄が伝わります。
文章が苦手だとしても逆にそれが個性となりますので、気にせず思うがまま書いていきましょう。
伝えたいことは真っ先に書く
1つ目のポイントと類似していますが、伝えたいことは真っ先に書くようにしましょう。
特に、ホームページを開いた最初のアイキャッチとなる文章では、悩みに対する結論や依頼することでのメリットをまず書くのがおすすめです。
中には、自分で自分の長所を書くのは恥ずかしいという人もいますが、ホームページにおいては書いたことが全てであり、書かなければ決して相手には伝わりません。
日本人なのでついつい回りくどい表現に逃げがちですが、シンプルに真っ直ぐ表現するようにしましょう。
長文では見出しを活用する
文章によっては、経歴や仕事への思いなど、どうしても長文にせざるを得ない場合もあります。
そういった場合は見出しを活用しましょう。
図のように、ブログの文章をイメージすれば分かりやすいですね。
1つの長い文章ではとても読みづらくなってしまうので、最後まで読む前に離脱してしまうことになります。
見出しで要点を表記することで、読みたい部分だけ抜粋することもできるのでぜひ活用していきましょう。
数字を混ぜて具体的に表現する
最後のポイントとなるのが、できるだけ具体的に表現するということです。
しかし、実際に自分の言葉で文章を書こうとすると、どうしても抽象的な表現になりがちです。
そこで大切になってくるポイントが数字を混ぜるということです。
- 初回10%オフ
- リピート率90%
- 成約数20件/月記録
- 全国売上第1位
など、数字を使って表現することで具体性が増し一気に分かりやすくなります。
事業の成果が数字として出ているのであれば、積極的に利用していきましょう。
文章を読んでもらうためにデザインは必要
再三に渡って、ホームページ集客における文章の重要性についてお話してきましたが、デザインが全く必要ないということではありません。
文章をより引き立てるためにデザインは不可欠ですし、なによりホームページの第一印象を左右するのはデザインです。
ただ、やはりあくまでも文章あっての、読む人あってのデザインとなります。
自分の趣味趣向ではなく、ターゲットのニーズに則したデザインを心がけるようにしましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
仮にホームページの作成を業者に依頼したとしても、中身の文章は自分で考えなければいけません。
本業をこなしながら文章を作り上げることは本当に大変な作業になりますが、せっかく作ったのに反響がないという事態にならないためにも、時間を削ってでも取り組むようにしましょう。
終わり。