独立して自分でビジネスをする場合、「先人たちの知恵」というのは大切です。
経営者の先輩から話を聞いたり、ビジネスのセミナーに足を運んだり、知恵を授かる機会は様々あります。
はい。そんな時はやっぱり読書です。
ビジネス本であれば、有名経営者の考えを知ることもできれば、どこかに出かけず家で学ぶこともできます。
ということで今回のブログでは、事業の”ためになる”(なるであろう)ビジネス書を3つご紹介したいと思います。
ちなみに、3つの選考基準は以下の通りです。
- 独立や起業後のビジネスに役立つ
- 読書嫌いでも読みやすい
- 具体的な手順、方法が書いてある
- 小規模なビジネスでもすぐに実践できる
- 差別化・会計・マーケティングの観点から1冊ずつ紹介
それでは、紹介に入っていきましょう。
目次
小さな会社の稼ぐ技術
まず1つ目が、『小さな会社の稼ぐ技術』です。
2016年に出版された、中小・零細企業や個人事業などのスモールビジネス向けの経営戦略本です。
同業他社との「差別化」に悩んでいる経営者の方におすすめです。
徹底した弱者の戦略
スモールビジネスに特化した「弱者の戦略」というのを突き詰めています。
人・物・金という経営資源の少ない”弱者”が取るべき経営戦略について、具体的に4つの戦略に絞って解説しています。
- 差別化
- 小さな1位
- 一点集中
- 接近戦
これらの戦略について、机上の空論で終わることなく、実際の企業の例を出しつつ解説していくのが特徴です。
たくさんの具体例の数々
上記の4つの戦略をもとに、「商品」・「地域」・「客層」の決定、さらに「集客」や「リピーター」についてまで、とても詳しく解説されています。
それと同時に、実際の企業の様々の具体例が紹介されているので、自分の事業にも合う具体策が必ず見つかります。
最後に、監修の竹田陽一氏の経営語録が付いてるのもおすすめポイントです。
「あなたのところから買いたい」とお客に言われる小さな会社
2つ目は、『「あなたのところから買いたい」とお客に言われる小さな会社』です。
2012年に出版された、スモールビジネス向けの「マーケティング」本です。
商品やサービスでの差別化が浮かばなかった場合におすすめです。
感性マーケティングという手法
この本の特徴は、商品やサービスでのマーケティングの方法ではなく、お客の感性にアプローチするマーケティングを解説しているのが特徴です。
2012年出版の本ですが、本質的には現在のネットやSNSでのマーケティングに通ずるものがあり、これからでも十分に活用できる内容になっています。
主に、チラシをテーマとして解説されているので、飲食店や美容院など、地域性のあるBtoCビジネスを行う場合には特におすすめです。
「なにを」買うかではなく「誰から」買うかの時代
インターネットの発達やAIの進歩など、今後どんなビジネスでもコモディティ化が進むことが予想され、差別化することがさらに難しい時代になります。
誰から買ったもサービスに大差ない場合、最終的に決め手になるのは誰から買うかということです。
具体的なイメージが付かない場合は、ぜひこの本を読んでみてください。
超★ドンブリ経営のすすめ
3つ目は、『超★ドンブリ経営のすすめ』です。
2013年出版の、中小企業向けの「管理会計」の本になります。
タイトルの通り、財務の知識がなくても経営分析を行えるようになります。
財務の知識0でも大丈夫
表紙のような図を利用しながら、直感的に理解できるように書かれてるのが最大の特徴です。
1冊が取扱説明書のようになっているので、読み終わればそれだけで、会社のお金の流れが把握できるようになります。
タイトルは「ドンブリ経営のすすめ」ですが、この本を読むことでドンブリ経営を脱することができるのは間違いありません。
社長目線に立った読みやすい解説
常に社長目線での解説で、非常に読みやすいのも特徴です。
お金の流れの把握はもちろん、売上目標の立て方から、社員との意識のズレの解消についてまで語られており、まさに一石三鳥の会計本といえます。
中小企業の社長だけでなく、社長を相手にするコンサルタントや、それこそ税理士にとってもおすすめです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
読書嫌いでも読みやすいビジネス書をご紹介させていただきました。
ぜひ参考にして頂けたら幸いです。
ただし、読んで終わりではなく、しっかりとアウトプットするところまで意識するように心がけましょう。
終わり。